恩赦って何のためにある?簡単!1分で分かる目的と意味

追記しました!8/7(火)

来年2019年5月1日、皇太子さまが天皇に即位されることで、有罪の判決を下された受刑者の罪を無くしたり、軽くしたりする「恩赦」(おんしゃ)を行うことを検討していることがわかりました。

え?

恩赦ってナニ???

という人ももちろんいますよね。

意味を大体知っている人でも、何でそもそもそんな制度があるのか意味わからん!って感じです。

私もそう思います(-_-)

ということで、今回は恩赦について小学生でもわかるようにかんたんに書いています。

この記事を読んで、あなたのまわりの同じ疑問を持った人にわかりやすく説明してあげましょう!

※わかりやすくするため、この記事では細かい定義を省略してます。

スポンサーリンク

追記:8月7日(火)

恩赦について速報

今日8/7のYahoo!ニュースで、恩赦について検討を始めたことが発表されました。

ますます、物議をかもしだしますよね。

すぐさまネットではこんな反応が。

https://twitter.com/kmch_dayooon/status/1026660339797045249?s=19

恩赦の意味

「恩赦」とは、

悪いことをして裁判所で刑を言い渡された人の罪が、天皇のおめでたい節目の時に限り、無罪になったり、言い渡された罪より軽くなったりしてもらえること。

 

恩赦にも5つ種類があります。

  • 「大赦」(たいしゃ)

あなたの罪は~ですと言い渡された人には、その刑を無しにしますよってことです。

まだ訴えられてる段階で罪を言い渡されてない人は、訴えられたことが無くなり、捜査中の事件は捜査が中止されます。

  • 「特赦」(とくしゃ)

罪を言い渡された人の中で、認められた特定の人だけその刑を無くしますってことです。

  • 「減刑」(げんけい)

言い渡された罪の種類が軽いものになったり、期間が短くなったりするものです。

  • 「刑の執行の免除」(けいのしっこうのめんじょ)

刑を言い渡されたことは無くならないけど、刑の執行はなくなること。

例えば死刑を言い渡された人も、罪はなくならないけど死刑にはならない。

  • 「復権」(ふっけん)

罪を言い渡されたために、資格を無くしてしまった人に対して、再度その資格を与えるものです。

もっとたくさんの厳しい決まりやルールがありますが、おおまかに書いてあります。

恩赦の目的とは?

何で罪を犯した人の刑を軽くしなくちゃいけないの?って思いますよね。

悪いことしたんだから、ちゃんと罪を償うのがあたりまえでしょ!って。

ごもっともです。

そもそも、なんのためにこの恩赦というものがあるんでしょう。

法務省という国の機関が出している、「なぜ恩赦は必要なの?」っていうコーナーに書いてありました。

悪いことをして罪を犯してしまった人たちが、すごく反省して、これからは同じことをしないように頑張っていきます、と心を入れ換えて前に進もうとしている人たちを応援しましょう。という意味のものであると思われます。

参考:法務省「なぜ恩赦は必要なの?」

対象となるのはどんな人?

とは言っても、ものすごい重い犯罪を犯した人たちの罪を帳消しにしますよって言われて、納得できない人たちがいることはわかりますよね。

今度の恩赦で対象となる可能性がある人はどういう人たちなのでしょう。

今までも過去に恩赦は何度か行われてきましたが、近年では被害者がいるような重い罪ではなく、ルール違反などの軽い罪の減刑という形が多いようです。

来年の5月に検討されていると言われてる恩赦は、そういう人を対象としたものだけになるのでしょうか?

考えられるのは、上で話したような改心してる人を応援するというものであったり、あとはこの2つの事例でしょうか。

  • 冤罪(えんざい)者を助けられる

冤罪とは、本当はやっていないのに犯人扱いされて、そのまま刑を言い渡されてしまった人たちです。

一度決まってしまった刑は変えることができません。

そういう人たちを救う場合もあります。

  • 法律や社会の変化に対応する

その当時はそれで良かった法律も、時代の変化でだんだ見直されてきて、「今考えるとあのときの判決はちょっと問題じゃない?」という場合です。

そういう時代に罪を言い渡された人たちを助けることにもなります。

まとめ

恩赦についてかんたんに説明してきましたが、これを知ってもそれが納得できるかどうかはまた別な話になりそうですね。

天皇のお慈悲(じひ)という考え方も昔からあるようです。

来年の5月、また新たな時代が始まります。

年号が何に決まるかわかりませんが、せっかくの新しい時代に、恩赦を受ける人が一人でも少ない、明るい未来を期待したいですね。

 

 

 

スポンサーリンク

こんな記事も読まれています☆



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です